| タイトル:「トレジャー・プラネット」 | |||
![]() 2003年公開、原題「Treasure Planet」。 あらすじ: ロバート・ルイス・スチーブンソン原作冒険小説「宝島」の舞台を壮大な宇宙に置き換え、ジョン・マスカーとロン・クレメンツが映画化。惑星・モントレッサで母とふたりで暮らす少年ジムは、その昔海賊が財宝を隠したとされる宝島ならぬ宝の星「トレジャー・プラネット」への地図を手に入れる。宇宙物理学者ドップラー博士とともに宇宙船で旅に出る。宇宙船には財宝を狙う宇宙海賊も潜んでいた・・・。 さまざまな危機を乗り越えながら銀河へ向かって旅をするスペースアドベンチャー。 短評: 『リトル・マーメイド』『アラジン』『ヘラクレス』を生んだロン・クレメンツとジョン・マスカーのコンビが長年暖めてきた作品がこの『トレジャー・プラネット』である。従来のアニメーション技術に加え、精巧なCGIを背景に重ねるというハイブリッド映像に挑んだ意欲作だ。スタジオでの並々ならぬ奮闘が伝わってくる作品ではあるが、ロバート・ルイス・スティーブンソン不朽の名作『宝島』からかけ離れたストーリーへの不満は大きく、ディズニー社内も世間も、作品のもつ数々の魅力にまで注目せずじまいであった。宇宙を旅するガリオン船、火打ち石式光線銃、スピードを上げて滑走するスケボーなどを登場させ、SF冒険活劇として原作に新たな息吹を与え、ビデオゲーム的な興奮をあおりスピード感を加えることで『宝島』を知らない世代に訴えようというもの。狙いは効を奏し、楽しい仕上がりで子どもたちにうけることは間違いない。しかしながら、新たにおあつらえむきの年齢層が獲得できたあかつきにディズニーが挑むのは、1950年製作のライブ・アクション版同様、伝統にのっとった、原作に忠実な作品であろう。 |
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